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絶景を楽しめるヨーロッパ屈指の鉄道の旅


読了5分
2023年5月22日
旅のジャンル
アウトドア&自然

鉄道で巡る旅は、旅先をより多く見ることができるだけでなく、サステナビリティの観点においても優れています。またヨーロッパには、世界でも有数の風光明媚な鉄道の旅を楽しめる場所があります。

雪に覆われたアルプスの山頂を縫うように走る路線から、雄大な紺碧のフィヨルドを抜けてノルウェーの山々を走る列車の旅まで、大陸を巡る旅におすすめの鉄道の旅5選をご紹介します。

氷河特急(スイス)

氷河特急に乗って、壮大なスイスアルプスを巡る忘れられない列車の旅に出かけましょう

非常にゆったりとしたスピードでスイスアルプスを走る氷河急行ですが、車窓から終始見える絶景のおかげで1秒たりとも退屈することはないでしょう。ツェルマットからサンモリッツまで、急勾配の渓谷や峡谷、トンネルを通り抜け、橋を渡りながら、雪に覆われた山頂や、おすすめの夏には花々が咲き乱れる牧草地も見ることができます。

より高い山へとどんどん登り続けるように思われる7時間の道中、さまざまな駅で途中下車して、どこを撮っても写真映えするアルプスの古い町並みを楽しんだり、美しい峠道をハイキングしたりしましょう。ツェルマットにあるリッフェルアルプ リゾート 2222m(Riffalp Resort 2222m)に滞在してマッターホルンの素晴らしい景色を眺めれば、旅の良いスタートを切ることができるでしょう。

オスロ〜ベルゲン間(ノルウェー)

オスロからベルゲンまでの鉄道の旅で、ノルウェーの雄大な手つかずの自然を発見しよう

ノルウェーのハルダンゲルヴィッダ高原には、世界指折りの印象的な鉄道(オスロ〜ベルゲン間)が走っています。列車はノルウェーの首都を出発し、山々や流れ落ちる滝、鏡のように澄んだ紺碧のフィヨルドが織りなす荒野を走り抜けます。オスロのウォーターフロントにあるガラスと大理石で建てられた壮大なオペラハウスで、文化的な夜を楽しみましょう。 または数日間電車を降りて、澄んだ山の泉で水遊びをしたり、緑豊かな森に囲まれた渓谷をハイキングしたりして過ごすのもいいでしょう。途中でクロスカントリースキーを楽しんだり、13世紀に開設した魚市場を訪れることができる機会もあります。オスロでの滞在には、クラリオン ホテル ザ ハブ(Clarion Hotel The Hub)のスタイリッシュなスイートを予約しましょう。

ウェスト・ハイランド線(イギリス)

鉄道で旅をして、神秘的な美しさを誇るスコットランド高地に浸ろう

スコットランドのウェスト・ハイランド線は、そびえ立つ険しい山々、広大な湖、壮大な渓谷、そして有名な橋によって、世界最高の鉄道路線のひとつに数えられています。列車はグラスゴーから出発し、終点となる海岸沿いの村マレーグまで、歴史ある村々を通りながら北上します。

風が吹く海岸沿いの散策が好きな人も、映画「ハリー・ポッター」でホグワーツ特急の路線として登場するグレンフィナン高架橋のような歴史的建築物に興味がある人も、フレキシブルな鉄道パスがあれば、途中で自由に乗り降りしてスコットランド高地のさまざまな見どころを巡ることができます。グラスゴーのセトン ゲスト ハウス(Seton Guest House)に滞在して、ボリュームたっぷりの朝食で一日をスタートしましょう。

ヴェネツィア〜サレルノ間(イタリア)

ヴェネツィアからサレルノへ向かう列車に乗り、芸術や歴史、地中海の眺めを楽しもう

ヴェネツィアからサレルノまでの路線に沿ってイタリアを縦断すると、トスカーナのブドウ畑がなだらかなウンブリアの丘陵地帯へと変化していく景色を楽しめます。旅の始めに、ヴェネツィアのゴシック様式の宮殿に囲まれながら、迷路のような運河を巡るゴンドラのツアーに参加してみましょう。

再び列車に乗ったら、中世のフレスコ画や13世紀に建てられたビザンチン様式のサンタントーニオ聖堂、世界最古の大学のひとつがあるパドヴァで下車しましょう。ボローニャに立ち寄って、レシピ発祥の地で本場のスパゲッティ・ボロネーゼを味わうのもお忘れなく。または、ウフィツィ美術館やピッティ宮殿、メディチ家礼拝堂にあるフィレンツェの偉大なルネッサンス美術のコレクションを訪ねるのもいいでしょう。 首都のローマに移動した後は、人気料理ピザの故郷であるナポリに向かい、ピザを注文しましょう。宿泊は、B&B ヴィコロ デイ サルトーリ(B&B Vicolo dei Sartori)がおすすめです。カンパニアの美しい海岸沿いで、思い出に残るイタリアの冒険を締めくくりましょう。

イーストコースト本線(イギリス)

イギリスの遺産と美しい自然を堪能する、ロンドンからエディンバラまでの列車の旅

ロンドンからイーストコースト本線に乗ってエディンバラまで旅すると、緩やかな丘、田園の小道やコテージからスコットランドの山々のロマンチックな荒野へと、景色が徐々にかつ劇的に変化していくのが分かります。

途中、ヨークでナイトライフやユニークなノルマン様式の大聖堂、曲がりくねった石畳の路地を満喫しましょう。この城壁に囲まれた古都には、訪れたい重要なランドマークや、列車に戻る前にリフレッシュできる魅力的なティールームやパブがたくさんあります。 同じ名前を持つスコットランドのクラフトビール醸造所によって、ビクトリア様式の砂岩造りの建物からホテルに改装された、ブリュードッグ ドッグハウス エディンバラ(BrewDog DogHouse Edinburgh)でエディンバラの夜を楽しんで、素敵な旅を締めくくりましょう