日本の人気お花見スポット14選

桜が咲く季節がやってくると、日本各地が淡いピンク色の光や素晴らしい香りに包まれ、無数の花びらが空中に漂います。数え切れないほどの芸術家によって描かれ、この国の象徴とも見なされている桜の季節は風景も壮観で、日本を最も楽しめる時期のひとつです。

桜がいつ満開になるかを正確に予測するのは難しいですが、この時期は温和な気候や数多くの春の文化行事を楽しむこともできます。この記事では、最適なタイミングでお花見できるよう、桜の開花・満開予想日の情報も掲載しています。

桜の観賞を楽しめる名所として最も人気のあるスポットをぜひチェックしてみてください。

高知では3月下旬に早咲きの桜が街をピンク色に染め、春がその訪れを告げる場所とも言えます。最初に注目したいのは、桜の木々の中にそびえる高知城の魅惑的な光景です。城から少し歩くと、1kmほど続く桜並木が風光明媚な河岸を飾る堀川運河があります。

花々の本当の素晴らしさに浸るには、有名な植物学者である牧野富太郎博士の業績を顕彰するためにつくられた約6ヘクタールの広大な楽園、牧野植物園へぜひ訪れてみてください。40種類以上の桜の木が植えられた庭園では、五感を刺激する春の訪れを楽しめます。

中心部に位置し、閑静な通りの景色を望むザ・ドメインでは、リフレッシュしながら、花咲き誇る高知の美しさに囲まれた至福の滞在を楽しめます。

毎年春になると、福岡城址と周辺の舞鶴公園は、桜を満喫できる魅力的なスポットとなります。お祭りは3月下旬から4月上旬にかけて開催されることが多く、夜には桜がさまざまな色でライトアップされます。

この歴史的でダイナミックな街で、城壁、小塔、門の遺跡を散策しながら、その雰囲気に没入しましょう。宿泊には、東長寺から数本離れた通りにある高評価のWeBase 博多ホステルがおすすめです。

桜が都市と自然の景観を彩り、名古屋は魅力的な春のキャンバスへと変わります。名古屋城では1,000本の桜の木がお城を囲み、歴史情緒あふれるこの場所で魅惑的な光景を見せてくれます。また名城公園に広がる広大な緑地は、美しい城の景色を眺めながらのくつろいだお花見にぴったりです。

鶴舞公園では、750本の桜の木と幻想的な夜のイルミネーションを楽しむことができ、にぎやかなお花見スポットへと様変わりした様子を堪能することができます。東山動植物園にも1,000本以上の桜の木があり、見事な春の光景を楽しめます。

滞在先は名古屋駅に近く、便利なロケーションのサステナブルな一軒家タイプの宿、Ixyz杜がおすすめです。

3月最後の週に咲く広島の桜は見逃せません。平和記念公園はお花見の拠点となり、地元の人々や観光客で賑わいます。広島城の敷地には魅力的な桜の木があり、近くの平和公園とは対照的に静穏な雰囲気を醸し出しています。

じっくりと考え事をしながら静かな時間を過ごしたい方には、近くの宮島への旅をおすすめします。ピンク色の天蓋に囲まれた島の多くのウォーキングトレイルでリラックスできます。

数泊の滞在には、原爆ドームからわずか数分の場所にあるアットホームなアパートメントORIGAMINN 303 & 5 mins PeaceParkがおすすめです。

鹿児島では、魅惑的な成層火山、桜島を背景に桜が咲き誇ります。鹿児島には数多くのお花見スポットがあり、それぞれに独自の魅力があります。観音ヶ池沿いのソメイヨシノで有名な観音ヶ池市民の森では、夜にライトアップされると息をのむような光景を楽しめます。

27ヘクタールに広がる丸岡公園には約2,000本の桜の木があり、毎年遠方からも多くの観光客が訪れます。霧島山のパノラマの景色を望むこともでき、3月下旬から4月下旬までの開花期には必訪のスポットです。

滞在先には居心地の良いグラシアスアパートメントがおすすめで、バルコニーからすばらしい火山の景色を眺めることができます。

寺院、伝統的な庭園、そして華やかな御所の街として知られる京都の桜は、大体3月最終週から4月中旬にかけて開花します。

お花見の人気スポット、円山公園の池のそばにそびえ立つ樹齢80年の枝垂れ桜の大木を訪ねてみましょう。また、哲学の道を散策すると、運河沿いに続く並木道を飾る淡いピンク色の花びらの隙間から、木漏れ日が差し込む景色を楽しめます。

滞在には、円山公園から徒歩わずか数分の旅館、祇園 御宿 菊渓がおすすめです。

東京は、技術的に先進している巨大な首都として知られるため、自然とはかけ離れた場所のように思われがちですが、都会の喧騒の中にも数多くの庭園や花びらが舞うスポットがあり、日本の桜の名所のひとつとなっています。

ユニークな体験をしたいなら、桜フェス日本橋をチェックしてみましょう。テーマ別の光のインスタレーションやアートの展示のほか、桜味のフードも楽しめます。

ウェスティンホテル東京に滞在すれば、東京屈指のお花見スポットの目黒川まで歩いて行くことができます。

和歌山の桜は、歴史と自然が絡み合うこの地域の物語を紡いでいるようです。有名な和歌浦天満宮を訪れれば、漂う静かな雰囲気に鮮やかな彩りを添える花々を楽しむことができるでしょう。

紀伊半島の南西部に向かえば、通常3月の最終週から咲き始める桜の光景を和歌山城で堪能することができます。さらに足を延ばして白浜町にある平草原公園を訪れれば、2,000本の桜の木を一望できるほか、花びらが舞う中のんびりとしたピクニックも楽しめます。

旅の拠点には、和歌山の中心部にある近代的なBstudioがおすすめです。

賑やかなお祭り文化や飲食店、屋台料理で有名な大阪は、桜を楽しむにも最高の場所です。川沿いの遊歩道や庭園は、水辺に植えられた何千もの桜を眺めるのにぴったりのスポットです。

大阪造幣局（日本造幣局本局）では、桜の開花時の1週間、淀川沿いの構内の敷地を一般開放しています。自分だけの体験をしたいなら、美しい景色を楽しめるガイド付きツアーを予約して、締めくくりにはお好み焼きなどのご当地グルメでピクニックをしましょう。

滞在には、造幣局から徒歩わずか8分の場所に位置する帝国ホテル大阪がおすすめです。

保存状態の良い武士と芸妓の町として名高い城下町、金沢は、桜の花びらが風に舞うとさらに別世界のような雰囲気が増します。また、金沢には日本三名園のひとつである兼六園もあります。

茶店、ねじれた古木の林、希少種の魚が泳ぐ池、そして静寂さを演出する緻密に植えられた花々などが、日本庭園の芸術性を明確に表現しています。

滞在には、兼六園から徒歩わずか数分の場所にある、スタイリッシュでモダンな和風のアパートメント、Kaname Inn Tatemachiがおすすめです。

長野では、毎年春になると桜が幻想的な美しさで風景を彩ります。桜と魅力的な川沿いの市場が調和し、活気あふれる雰囲気を醸し出す臥竜公園を訪れたら、日本でも有数の美しさを誇る桜が立ち並ぶ高遠城公園にも訪れてみましょう。

旅の締めくくりは須坂の臥龍公園で、湖に映る見事な桜を楽しむことができます。滞在には、長野の中心部にある居心地の良いコンパススタジオがおすすめ。ここを起点に、自然と豊かな文化を探索する旅を楽しみましょう。

東北地方の都市である仙台には、見事な桜が存在します。市内には、広々とした芝生がありお花見もできる三神峯公園や、桜祭りとライトアップされた夜桜を楽しめる西公園があります。

一方で榴岡公園には、舗装された小道沿いにソメイヨシノや枝垂れ桜などが植えられています。さらに遠くまで探索するなら、仙台から車で30分の場所にある西行戻しの松公園に行ってみましょう。ここでは、山腹を覆い尽くす桜を観賞したり、松島湾を一望したりできます。

仙台から電車で約30分の塩釜神社や白石川堤でも素晴らしい桜の景色を楽しめます。滞在には、高評価の相鉄フレッサイン仙台がおすすめです。

本州の北端にある青森県は、日本有数の桜の名所と言われ、ヒバ、モミが生い茂る山やイチョウの森、神秘的な湖などがあります。

その一方で、最も人気のあるお花見の祭典は、弘前市の名を冠した17世紀の弘前城の敷地内で開催されます。弘前さくらまつり（2023年4月21日〜5月5日に開催予定）では、2,500本以上の桜の木の中、手漕ぎボートのレンタルや桜のトンネルの散策、そして桜の夜間ライトアップを楽しむことができます。

ライトアップされた桜は、公園の西側にある春陽橋から観賞するのがベストです。滞在には、お城から徒歩10分の小堀旅館がおすすめです。

北海道の県庁所在地である札幌は、自然のままの素晴らしい風景が特徴的です。そして桜が咲き始めると、その自然の美しさが何倍にも増します。

桜を観賞できる場所は市外にもたくさんありますが、札幌の円山公園とその隣にある北海道神宮は、最も人気のあるお花見宴会のスポットのひとつになっています。

ここでは1,400本の桜と250本の梅が同時に咲き誇り、神社まで続く美しい並木道があるうえ、公園には木々の下でピクニックシートを敷くための十分なスペースもあります。

お土産には、神社で購入できる「神宮の梅」（梅酒）はいかがでしょうか。または、宴会のご馳走と一緒に、塩漬けの桜と昆布、黒豆で入れたお茶「神宮の桜」を楽しんでみてください。滞在には、神社から地下鉄で40分の場所に位置するスタイリッシュなHotel Ten to Tenがおすすめです。