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ビーガン旅行者向けの旅行先5選


読了3分
2022年1月3日
旅ナカ体験
グルメ

旅の目的地で食事に関する特別なニーズに応えてもらうことが難しい場合、ビーガンの人にとって旅は少々大変なものになるでしょう。しかし、地元の人々が主にプラントベースの食事を取っている場所は世界各地に数多くあり、ビーガンの食事についてもレストランの革新によって以前より身近になってきていると言えます。思い出に残るビーガン料理を存分に味わう旅をしたいなら、今回ご紹介する最高にビーガンフレンドリーな5つの都市を候補にしてみてはいかがでしょう。

テルアビブ(イスラエル)

テルアビブで絶対に食べるべきファラフェルピタ

テルアビブには、ひよこ豆やタヒニをベースとした有名な地元料理が多くあり、ビーガン旅行者にとっては天国です。ビーガンの主食の多くは中東が起源となっていますが、イスラエルのファラフェルとフムスはこれまで食べた中でも指折りの味でしょう。シャキシャキとした新鮮な玉ねぎスライスと一緒に提供されることが多い温かなフムスの味は最高で、一皿のフムスと温かくふわふわのピタがあれば、ボリュームも栄養も満点の食事となります。イスラエルはビーガンの割合が他のどの国よりも多いため、プラントベースの食事を求める旅行者は好みに合う飲食店をたくさん見つけられるでしょう。「Anastasia Cafe」はテルアビブで最初のビーガンレストランの1つで、豆乳、アーモンドミルク、ライスミルクを自家製しています。一方で「The Green Cat」は、テルアビブ初の100%ビーガンのピザ屋であることを自慢としており、チーズはカシューナッツから作られています。またデザイナーズホテルのザ ノーマン テルアビブ(The Norman Tel Aviv)内のレストランでは、味も良く見た目も素晴らしい様々なビーガン料理を提供しています。

台北(台湾)

臭豆腐などの屋台料理を楽しもう

台湾は食べることが好きな全ての人にとって紛れもない楽園ですが、特にビーガンフレンドリーな国でもあります。乳製品があまり広く使われていないうえ、国民に仏教徒が多いことも菜食が普及している主な要因です。首都の台北では、美味しいビーガン料理を提供する屋台も簡単に見つかるでしょう。食べるべきは、サクサクの葱油餅や蒸したての小籠包、濃厚な味噌出汁の麺や、名物の臭豆腐です。またマンダリン オリエンタル タイペイ(Mandarin Oriental Taipei)は、食べ出したら止まらない美味しさのビーガン料理を多く提供しており、中にはお粥や濃厚でなめらかなキノコ風味の点心などがあります。

ロンドン(イギリス)

「Gauthier」のピティビエ・メドックはおすすめ

ロンドンの食文化は幅広く多文化的で、ビーガンの人を含めた全ての人を感動させるでしょう。国際的なこの首都ではプラントベースの料理を提供する飲食店がますます普及しており、高級レストランから、美味しいビーガンファストフードを扱う市場やポップアップストアまで様々です。「Hackney Downs Vegan Market」や「Broadway Vegan Market」、「Brixton Vegan Market」といったビーガンマーケットや、デヴォンシャースクエアで開かれる「Kerb’s Meatless Market」では、メキシコのひよこ豆フリッターやカシューリコッタ、ズッキーニピザなど、各国のビーガン料理を楽しむことができます。高級路線であれば、ソーホーにあるミシュランの星を獲得した「Gauthier」などがあり、ハリッサカリフラワーや、ゴールデンエノキとトリュフのトルテリーニなど、驚くようなビーガン料理を楽しむことができます。宿泊はビーガンスイートのあるヒルトン ロンドン バンクサイド(Hilton London Bankside)がおすすめ。朝食から寝具、文房具に至るまで、動物由来の材料や製品は一切使用していません。

ロサンゼルス(アメリカ)

「Mama Shelter」のルーフトップバー&レストランでリラックス

グリーンジュースや豊富なサラダ文化が評判なロサンゼルスは、ヨガを中心とした健康志向なライフスタイルを推しており、間違いなくアメリカで最もビーガンフレンドリーな都市と言えるでしょう。プラントベースが当たり前のこの都市では、高級レストランからファストフードトラックまで、各国の味を提供するビーガン料理の飲食店がたくさんあります。例えば、ビーガンの日本食レストラン「Shojin」で食事をしてみるのはいかがでしょう。野菜とお米、豆腐とテンペを主材料にした料理には、さくさくなキノコの天ぷらのトリュフ塩添えやお寿司などがあります。その他にも、タイやベトナム、エチオピアン、イタリアン、メキシカンなどの様々な国のビーガン料理店も豊富で、伝統的なケイジャン料理のガンボのプラントベース版まであるのです。ビーガン料理が食べられるファストフードでは、「Monty’s」や「VowBurger」といったハンバーガー店や、動物由来の材料を使用していないお菓子を提供する「Erin McKenna's Bakery」があります。宿泊はスタイリッシュなママ シェルター ロサンゼルス(Mama Shelter Los Angeles)がおすすめで、受賞歴のあるビーガンフレンドリーなルーフトップレストランで食事を楽しむこともできます。

シドニー(オーストラリア)

カリフラワーバーガーでお腹を満たそう

オーストラリアはバーベキューやミートパイがすべてではありません。シドニーを訪れるビーガン旅行者は特に、プラントベースの飲食店の選択肢の多さに贅沢な気分になるでしょう。この街の食は多種多様で、アジアや地中海、アフリカの影響を強く受けており、ビーガンのギリシャ風ピタサンドや抹茶饅頭をはじめ、ビーガンラーメン店の「Lonely Mouth」では、ひまわりと麻の実で濃厚かつクリーミーに仕上げたプラントベースの豚骨風ラーメンがいただけます。市内のサバーブ(地区)でビーガン料理を楽しめるのは、市内中心部からすぐのニュータウンで、プラントベースの食事の選択肢で溢れています。サワードウのドーナツやカリカリのカリフラワーバーガーを提供するビーガン専用のデリカテッセンやカフェ、ビーガンのチャイニーズビュッフェレストランをはじめ、隣接するサバーブのマリックビルにはシドニー初のビーガンパブ、「The Green Lion」もあります。滞在は市内でプラントベースの料理店が多く集まるエリアから徒歩圏内のザ アーバン ニュータウン(The Urban Newtown)がおすすめです。